16日のNY金は続落、好調な米小売売上高を受け

2021/11/17 8:40:41

 16日のNY金は続落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比12.50ドル安の1854.10ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)当局者らが16日、インフレ高進が消費者心理へ与える影響への懸念や、物価上昇が予想通りに緩和しなかった場合に備える姿勢を示したことで、インフレヘッジとしての買いが入り、一時1トロイオンス=1879.50ドルまで上伸し、6月14日(高値1879.70ドル)以来、5か月ぶりの高値をつけた。しかし、買い一巡後は、10月の米小売売上高が前月比1.7%増と、市場予想の1.4%増を超えて増加し、インフレ高進が消費支出を抑制していない可能性が示されたことで、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りや手じまい売りに押されて反落した。

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