19日のNY金は続落、対ユーロでのドル高を受け

2021/11/22 8:53:25

 19日のNY金は続落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比9.80ドル安の1851.60ドルとなった。
 欧州の一部地域で新型コロナウイルス感染が再拡大。オーストリア政府は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、完全なロックダウン(都市封鎖)を22日から再導入することを明らかにした。これを受け、隣国ドイツも追随するとの観測が浮上。ドイツのシュパーン独保健相はロックダウンを排除できないと述べたことで、対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。
 また、欧州での新型コロナ感染急拡大による景気後退懸念が高まる一方、景気後退によりエネルギー需要が後退する可能性があるとの見方も台頭している。欧州での感染拡大が続くようだと、原油や石炭、天然ガスなどの高騰によるコストプッシュ型のインフレに対するヘッジとして買われていた金の上値が押さえられる可能性もある。

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