23日のNY金は4日続落、1800ドルの大台を割り込む

2021/11/24 8:51:44

 23日のNY金は続落。中心限月の期近12月限の清算値(終値)は前日比22.50ドル安の1783.80ドル。国内休場中の22日は45.30ドル安の1806.30ドルで取引を終了し、22日と23日を合わせて67.80ドル安の大幅下落となると共に、1800ドルの大台を割り込んだ。
 19日にオーストリアが新型コロナウイルス感染症の再拡大による都市封鎖(ロックダウン)を宣言。欧州地域の景気後退に伴う、エネルギー需要の後退観測を背景に、市場のインフレ懸念が後退。米政府は23日、日本や中国、インド、韓国、英国と協調し、石油価格の抑制に向け、戦略石油備蓄を放出すると発表したことも圧迫材料となった。また、バイデン大統領によるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任指名を受け、2022年に利上げが行われるとの見方が強まると共に、対主要国通貨でのドル高が進行したことも、ドル建てNY金への売り圧力を強めた。

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