29日のNY金は軟調、新変異株を巡る思惑次第の動きに

2021/11/30 9:30:14

 29日のNY金は軟調。中心限月の期近2月限の清算値(終値)は前日比2.90ドル安の1785.20ドルとなった。  新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン型」を巡る思惑から上下動した後は、世界的な株式市場の売りが一巡し、投資家がリスク選好姿勢を強めたことで、安全資産とされる金は下落した。また、オミクロン型が欧州諸国やカナダ、オーストラリア、香港でも見つかり、世界的に感染が拡大し始めたことが明らかになり、世界的な流行(パンデミック)に対応した渡航制限や都市封鎖などの措置により、エネルギー需要が減少することで現在の需給ひっ迫感が薄れるとの見方から、インフレ高進への懸念が後退したことも、金相場の圧迫材料。ただ、治療を行った南アの医師からはオミクロン型は症状が比較的軽いとの指摘もあり、市場では新変異株が世界経済に及ぼす影響を見極めようとする動きが広がっている。

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