3日のNY金は上伸、オミクロン株への懸念などを背景に

2021/12/06 8:54:34

米労働省が3日発表した11月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比21万人増となり、市場予想の55万人増を大幅に下回り、昨年12月以降で最も低い伸びとなった。一方、失業率は4.2%と10月の4.6%から改善。強弱材料が交錯するまちまちな内容となったことで、12月14日、15日の両日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和策の縮小(テーパリング)の加速を協議する方針に影響を与えるほどではないと見られている。
このため、個人消費や製造業の活動は好調なものの、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が拡がる中で、米FRBが積極的なインフレ対応策を実施することで、景気回復に遅れが発生するとの懸念が再燃。対主要国通貨でのドル安が進行し、米長期金利が下落する一方、安全資産として金は買われて上伸した。

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