8日のNY金は小幅高、調整主導の動き

2021/12/09 8:46:57

 8日のNY金は小幅高。中心限月の期近2月限の清算値(終値)は前日比0.80ドル高の1785.50ドルとなった。  10日に米消費者物価指数(CPI)の発表を控えることや、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が経済へ与える影響を見定めようと、市場が慎重姿勢を示したことから全般的に様子見姿勢が強く、小幅な値動きに留まった。ジョンソン英首相は8日、オミクロン変異株の感染拡大抑制に向け、イングランドでより厳格な制限措置を実施すると発表。オミクロン変異株による感染による症状が従来想定よりも軽度であるとの報道も増えているが、結論を出すにはデータが足りないことも、市場の気迷いの動きを強めている。  また、10日発表の米CPIの市場予想は前年同月比6.8%増と、前回の31年ぶりの高水準となった同6.2%増を大きく上回る数字が示されている。インフレ懸念が一段と強まる内容であれば、14日、15日両日の日程で開催される次回の米連邦準備制度理事会(FOMC)に強い影響を与えると考えられ、市場の注目度が高い。このため、短期的には米CPIの発表待ちとなる中、調整主導にもち合う動きが見込まれる。

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