14日のNY金は下落、米FRBによる早期利上げ観測を受け

2021/12/15 8:54:14

 14日のNY金は下落。中心限月の期近2月限の清算値(終値)は前日比16.00ドル安の1772.30ドルとなった。
 14日と15日の日程で開催される米公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派的な姿勢を維持するとの観測を背景に、金は売られて下落。米FRBが量的緩和策の縮小(テーパリング)を進めることは、米長期金利が上昇するため、金利を生まない資産である金にとっての弱材料となる。
 また、米労働省が14日発表した11月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.8%上昇と市場予想(0.5%)を上回り、前年同月比では9.6%の上昇と比較可能な2010年以降で最大を更新。インフレ圧力の高まりを受け、米FRBは来年6月までに利上げに踏み切るとの見方がでていることで、対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りにも押されて下げ幅を拡大した。

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