20日のNY金は下落、調整主導の売りに圧迫され

2021/12/21 9:05:42

 20日のNY金は下落。中心限月の期近2月限の清算値(終値)は前日比10.30ドル安の1794.60ドルとなった。
 米国市場はクリスマスシーズンを迎えることから、NY金は先日までの上伸に対する調整の売りが入り反落した。新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への世界的な感染拡大が広がる中で、世界的な行動規制の強化によって消費需要が減少すれば、インフレ圧力が後退するとの見方もあり、クリスマスの休暇を前に安全資産としての積極的な金の買いにはつながらなかった。
 また、与党・民主党のマンチン上院議員が19日、バイデン米政権の看板政策である1兆7500億ドル規模の規模の気候変動・社会保障関連歳出法案「ビルド・バック・ベター(よりよき再建)」を支持しないと表明。上院では与野党の勢力が拮抗しており、民主党内から反対票がでれば可決できない可能性が高い。米国の有権者の中では現在のインフレの責任がバイデン政権にあるとの見方が広がっており、同法案が議会で否決されたされた場合に経済へ与える影響に不透明感があることも市場の様子見姿勢を強めた。

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