23日のNY金は上伸、インフレヘッジとしての買いが下支え

2021/12/24 8:56:33

 23日のNY金は上伸。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比9.50ドル高の1811.70ドルとなった。
 新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の入院や重症化のリスクが低いとの調査結果が相次いで発表され、豪ドルや英ポンドなどの高リスク通貨に買いが入り、ドルが弱含んだことから、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸。また、米商務省が23日発表した11月のコア個人消費支出(PCE)価格指数は前月比0.5%上昇、前年同月比では4.7%上昇、1989年2月以来の高水準となった。変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCEは、米連邦準備制度理事会(FRB)が重視する物価指標のひとつであり、これがインフレの高止まりを示す内容だったことも、インフレヘッジとしての金需要を強め、金を下支える材料となった。
 なお、明日24日は「クリスマス」の祝日振り替えで休場となる。

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