3日のNY金は下落、米長期金利の上昇を受け

2022/01/04 9:05:11

 3日のNY金は下落。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比28.50ドル安の1800.10ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げ開始時期を前倒しし、6月までに利上げを開始するとの観測を背景に、米長期金利の指標となる10年債利回りが上昇。対主要国通貨でのドル高が進行する一方、ドル建てNY金は割高感からの売りに押されて下落した。
 米労働省が12月10日発表した11月の米消費者物価指数(CPI)が前年同月比6.8%上昇と約39年ぶりの高水準となり、インフレ圧力が強まる一方、30日に発表された最新週の新規失業保険申請件数が19万8000件と、市場予想(20万8000件)を下回り、新型コロナウイルス感染再拡大でも労働市場が大きな影響を受けていないことが、米FRBがインフレ抑制のために金融政策の正常化を進めるとの市場の観測を強めている。

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