12日のNY金は堅調、インフレ圧力の高まりやドル安を受け

2022/01/13 8:33:13

 12日のNY金は堅調。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比8.80ドル高の1827.30ドルとなった。
 労働省が12日に発表した2021年12月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率は、前年同月比7.0%上昇と、11月の6.8%上昇から加速し、1982年6月以来39年6カ月ぶりの高い伸びとなった。インフレ圧力の高まりを受け、インフレヘッジとしての買いが入り金は上伸した。
 また、米CPIの上昇率が事前の市場予想(7.0%上昇)と一致し、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融正常化を加速させる内容ではないと市場から受け止められたことで、対主要通貨でのドルの買い持ちを巻き戻す動きが広がり、ドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いも入り上伸した。

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