13日のNY金は下落、インフレ懸念の後退や米早期利上げ観測などを受け

2022/01/14 8:52:47

 13日のNY金は下落。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比5.90ドル安の1821.40ドルとなった。
 米労働省が13日に発表した2021年12月の米卸売物価指数(PPI)は前年同月比9.7%上昇。依然としてインフレの高止まりを示す内容だったが、前月比では0.2%上昇と11月の1.0%上昇から鈍化し、20年11月以来13か月ぶりの小幅な伸びに留まり、インフレ圧力がピークに達した可能性が示唆されたと市場で受け止められたことで、金のインフレヘッジとしての需要がやや後退した。
 また、米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は13日、上院銀行委員会で開かれた副議長昇格に関する公聴会で証言を行い、3月に想定される量的緩和の縮小(テーパリング)終了「次第」、米FRBは年内に複数回の利上げを開始できると述べたことで、米国の早期利上げ観測が強まったことも、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となった。ただ、対主要国通貨でのドル安が進行したため、下げ幅は限られた。

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