20日のNY金は軟調、米FOMCを来週に控え

2022/01/21 8:51:29

 20日のNY金はほぼ横ばい。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比0.60ドル安の1842.60ドルとなった。
 来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて調整主導の動きとなる中、前日の急騰に対する調整の売りに圧迫され、小幅安で推移。米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ高進に対処するため積極的に利上げを行うとの見方を背景に、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇していることも、金利を生まない資産である金にとっては弱材料。ただ、欧米のインフレ懸念が根強いことや、ロシアとウクライナを巡る地政学的リスクの高まりから、安全資産としての買いに支えられ、下げ幅は限られた。

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