21日のNY金は下落、欧米英の金融引き締め観測を背景に

2022/01/24 9:03:42

 21日のNY金は下落。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比10.80ドル安の1831.80ドルとなった。
 25、26両日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控える中、米連邦準備制度理事会(FRB)が想定以上のペースで金融政策を引き締める可能性があるとの懸念や、先日の上伸に対する調整の売りも入り、NY金は下落した。イングランド銀行(英中央銀行)が2月3日の次回金融政策委員会で政策金利の引き上げを実施するとの見方や、欧州中央銀行(ECB)による金融引き締めへの警戒感なども圧迫材料。ただ、各国中央銀行が利上げを急ぐことで、世界経済の回復ペースが減速するとの懸念や、ロシアとウクライナを巡る地政学的リスクの高まりなどを材料に安値では買い戻され、下げ幅を縮小した。

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