24日のNY金は上伸、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に

2022/01/25 8:51:53

 24日のNY金は上伸。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比9.90ドル高の1841.70ドルとなった。
 ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、安全資産としての金需要が強まり、NY金は上伸した。英外務省は22日、ロシアがウクライナに親ロシア派の政権を樹立させようとする動きがあると警告。米国務省は23日、在ウクライナ大使館職員の家族に出国を命じたと発表。英国も在ウクライナ大使館のスタッフの一部とその家族を退避させていると明らかにした。また、北大西洋条約機構(NATO)24日、ロシア軍のウクライナ国境付近への部隊結集に対抗するため、加盟各国が東欧で軍の準備を進めていると表明しており、ウクライナを巡る緊張が一段と高まった。
 ただ、25、26両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、3月の利上げ着手を示唆すると予想されているほか、バランスシートの縮小に言及し、金融緩和の縮小を進めると考えられているため様子見姿勢も強く、上値は限られた。市場では米FOMC声明(日本時間27日午前4時)やパウエル議長の記者会見が注目されている。  

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ