26日のNY金は下落、米FRBのタカ派的な姿勢を受け

2022/01/27 8:53:00

 26日のNY金は下落。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比22.80ドル安の1829.7ドルとなった。
 米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、インフレ高進と労働市場の回復を踏まえ、「政策金利の誘導目標の引き上げがまもなく適切になると予想する」と事実上、次回3月開催の米FOMCでの利上げを示唆する内容となったことや、声明発表後の記者会見でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、賃金インフレを警戒し「労働市場を損ねることなく利上げは可能」と指摘。その後の保有資産の大幅な圧縮についても次回以降の会合で議論することを示唆する、タカ派的な姿勢が示された。これを受け、米国債利回り上昇と対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。

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