27日のNY金は下落、米国の3月利上げ観測を背景に

2022/01/28 8:52:08

 27日のNY金は下落。中心限月2月物の清算値(終値)は前日比36.60ドル安の1793.10ドルとなった。
 26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が3月に利上げを実施した後に、保有資産の大幅な圧縮に着手する可能性が高いとの見方が強まったことから、金利を生まない資産である金への売り圧力が高まった。また、米商務省が27日に発表した2021年第4四半期(10月‐12月)の米国内総生産(GDP)速報値が年率換算で前期比6.9%増加。通年の成長率は5.7%と、1984年以来37年ぶりの大幅な伸びとなり、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りも入り下落した。

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