7日のNY金は上伸、ECBの早期利上げ観測の後退やウクライナ情勢の緊迫化などを手掛かりに

2022/02/08 9:12:26

 7日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値)は前日比14.00ドル高の1821.80ドルとなった。
 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は7日、欧州議会の経済金融委員会で「インフレ圧力がインフレ期待として定着する前に沈静化する可能性がある」と述べ市場に燻るECBによる早期利上げ観測を否定したことが、金利を生まない資産である金の支援材料となった。また、これを受け、主要6通貨で構成されるドル指数が軟化する一方、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。また、ウクライナ情勢の緊迫化を背景に、安全資産としての買いが入ったことも金の上昇要因となった。

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