10日のNY金は上伸、米CPIが40年ぶりの高水準

2022/02/11 8:52:59

 10日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値)は前日比0.80ドル高の1837.40ドルとなった。
 米労働省が10日に発表した1月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比7.5%上昇し、市場予想の同7.3%上昇を上回り、1982年2月以来、約40年ぶりの高水準を記録した。これを受け、米国のインフレ高止まりへの懸念が強まると共に、インフレヘッジとして金は買われて上伸した。ただ、インフレ高進を受け、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ幅が拡大されるとの見方も強まり、米長期金利の指標でる米10年債利回りが一時2%台に上昇。金利を生まない資産である金の上値を圧迫し、NY金の上げ幅は抑えられた。

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