17日のNY金は上伸、1900ドル台を回復

2022/02/18 9:00:36

 17日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値)は前日比30.50ドル高の1902.00ドルとなった。
 ウクライナ情勢の緊迫化を受け、安全資産としての買いが入りNY金は上伸。2021年6月11日(高値1906.20ドル)以来、約8か月ぶりに1900ドル台を回復した。
 ウクライナ東部の親ロシア派勢力は17日、ウクライナ政府軍から砲撃を受けたと非難した。一方、ウクライナ政府軍は、攻撃を受けたとする親ロシア派の主張を否定した。ウクライナ情勢を巡り、米ロ双方から矛盾した説明がなされており、不透明感が強いことも、市場の警戒感を高めている。また、ロシアが実際に侵攻した場合には、原油や天然ガス、小麦などの商品相場の高騰が予想されるため、物価高騰に対する備えとしても金は買われている。

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