28日のNY金は上伸、対ロシア経済制裁による影響を懸念

2022/03/01 9:06:13

 28日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値)は前日比13.1ドル高の1900.70ドルとなった。
 28日には、ロシアとウクライナ両国の代表団による停戦交渉が行われたが、ロシアは軍事作戦を継続しており、先行き不透明感が強い。また、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへ欧米諸国が実施した経済制裁が、金融市場へと与える影響への懸念も投資家のリスク回避姿勢を強めたことから、昨日に下落した金は買い戻され、1900ドル台を回復した。
 米国、英国、欧州、カナダは26日、国際決済システムのSWIFT(スイフト)(国際銀行間通信協会)からロシアの大手銀行を排除することで合意。バイデン米政権は28日、ロシアの中央銀行や政府系ファンド、財務省との取引を同日付で禁止。ロシア中央銀行の外貨準備の使用も制限された。これを受け、ロシア通貨ルーブルが急落した他、金融市場や国際貿易・物流での影響を懸念する声も上がっている。

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