2日のNY金は下落、対ユーロでのドル高や米国の3月利上げ見通しなどを手掛かりに

2022/03/03 8:46:02

 2日のNY金は下落。中心限月4月物の清算値(終値)は前日比21.5ドル安の1922.30ドルとなった。
 ロシアのウクライナ侵攻が、欧州経済に悪影響を及ぼすとの見方から、対ユーロでのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は2日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言を行い、次回3月15、16日両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施する方針を示したことも、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となった。
。ただ、欧米諸国がロシアへの経済制裁を強める中で、ロシアからの天然ガスや原油の輸出が減少するとの見方や、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が大幅な追加増産を見送ったことを背景に、原油が上伸した流れから、NY金は安値から買い戻され、時間外取引では下げ幅を縮小している。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ