3日のNY金は上伸、ロシアのウクライナ侵攻の長期化懸念などを受け

2022/03/04 8:45:03

 3日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値)は前日比13.6ドル高の1935.90ドルとなった。
 ロシアとウクライナは3日に2回目の停戦対話を実施し、民間人が避難するための「人道回廊」の設定を巡る協議を継続することなどで合意。ただ、停戦については進展がなかったとみられ、紛争長期化への懸念から、安全資産として金は買われて上伸した。欧米によるロシアへの経済制裁が同国のエネルギー輸出の停滞を招くとの見方や、欧米がロシアのエネルギーの禁輸に踏み切る可能性も意識される。
 また、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は3日、上院銀行委員会の公聴会で証言を行い、エネルギー価格の上昇がインフレ圧力を強める可能性が高いとの見方や、ロシアによるウクライナ侵攻が予想外にサプライチェーン(供給網)へ悪影響を与えるとの見解を示したことも、インフレヘッジや安全資産として金が買われる要因となった。

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