7日のNY金は上伸、一時2000ドル台を回復

2022/03/08 8:55:33

 7日のNY金は上伸。中心限月4月物の清算値(終値)は前日比29.30ドル高の1995.90ドルとなった。
 ブリンケン米国務長官が6日、米国と欧州の同盟国・有志国が対ロシア制裁措置の一環としてロシア産原油の輸入禁止を検討していると発言。市場では、米欧がロシア産原油の輸入禁止措置に踏み切れば供給網が混乱するリスクがあるとして、原油価格が上伸。イラン核合意の再建に向けた協議が行き詰まり、イラン産原油の輸出が遅延するとの見方も原油価格を押し上げ、原油価格の上昇によりインフレ圧力が一層強まる可能性があるとの懸念から、インフレヘッジとして金は買われた。
 また、ロシアによるウクライナ侵攻を背景とした安全資産としての買いも入り、NY金は一時2007.50ドルと、2000ドル台を回復し、約1年半ぶりの高値を付けた。

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