8日のNY金は上伸、米英のロシア産原油輸入の禁止発表など受け

2022/03/09 9:15:25

 8日のNY金は上伸。指標限月4月物の清算値(終値)は前日比47.40ドル高の2043.30ドルとなった。
 米国がロシア産原油の輸入を禁止したほか、英国が年末までに輸入を段階的に停止すると発表し、原油の供給不足と価格上昇によるインフレ懸念が高まる中、インフレヘッジとして金は買われて上伸。経済制裁により、ロシアから輸出される資源が市場から除かれることによる供給不足への懸念が、商品市場全般の価格を押し上げており、パラジウムやニッケルなども急騰している。
 また、ロンドン貴金属市場協会(LBMA)は7日、ロシアの貴金属精錬業者6社の認定を停止。事実上、ロシアの精錬業者を市場から締め出した。認定停止前の金地金は引き続き取引できるほか、中国や中東で買い手が見つかるため、市場への影響は限られると予想されているが、金相場の心理的な支援材料となった。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ