9日のNY金は下落、原油下落によるインフレ懸念後退を受け

2022/03/10 8:57:58

 9日のNY金は下落。指標限月4月物の清算値(終値)は前日比55.10ドル安の1988.20ドルとなった。
 米英のロシア産原油の輸入禁止により、インフレ懸念が高まったことで先日は上伸。しかし、国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長が9日、価格高騰を抑制するため、一段の石油備蓄放出が可能との見解を示したことや、アラブ首長国連邦(UAE)やイラクが増産要請に応じられるとする政府筋の見方が報じられ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国による増産の思惑が浮上したことで、原油価格が下落すると、市場のインフレ懸念が後退した流れから、NY金は売られて下落した。

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