17日のNY金は上伸、ロシアとウクライナの停戦協議進展への期待感が後退

2022/03/18 8:56:20

 17日のNY金は上伸。指標限月4月物の清算値(終値)は前日比34.00ドル高の1943.20ドルとなった。
 ロシアの政府報道官が「停戦合意に達するのは程遠い」と述べたと報じられ、ロシアとウクライナの停戦協議進展への期待感が後退。安全資産としての金需要が強まり、NY金は先日の下落に対する買戻しも入り上伸した。また、16日に国際エネルギー機関(IEA)から欧米の経済制裁によりロシアの産油量が下落するとの見方を示し原油が上伸したことでインフレヘッジとして金は買われたほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)で決定された利上げ幅は既に市場に織り込まれていたことから、調整主導の動きのなか対主要国通貨でのドル安が進行し、割安感からの買いにも支えられた。

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