23日の金は上伸、原油の需給ひっ迫観測を背景としたインフレ懸念の高まりを受け

2022/03/24 8:41:43

 23日の金は上伸。指標限月4月物の清算値(終値)は前日比15.80ドル高の1937.30ドルとなった。
 パイプライン運営会社のカスピアン・パイプライン・コンソーシアム(CPC)の港湾施設が悪天候で損傷し、ロシア産とカザフスタン産のCPCを経由した原油輸出が減少し、世界的に供給不足が起きるとの見方から、原油価格が上昇。バイデン政権は同パイプライン経由のカザフスタンからの輸出についてはロシアに対する原油の禁輸措置から除外していた。ロシアのノバク副首相は、CPCからの供給は最大で2カ月の間、完全に止まる可能性があると述べており、原油の需給ひっ迫観測が強まると共に、エネルギー価格の上伸に伴うコストプッシュ型インフレへの懸念の高まりから、インフレヘッジとして金は買われて上伸した。ただ、対ユーロでのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが上値を押さえた。

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