31日のNY金は上伸、米PCE物価指数の上昇など受け

2022/04/01 9:02:11

 31日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比15.00ドル高の1954.00ドルとなった。
 米商務省が31日に発表した2月の米個人消費支出(PCE)物価指数が前年同月比6.4%上昇し、前月の6.0%から加速。食品とエネルギーを除いたコアPCE指数も、前年同月比5.4%上昇し、前月の5.2%から伸びが加速したことで、インフレヘッジとしての金需要から金は上伸した。ただ、米政府が31日、戦略石油備蓄(SPR)から今後6カ月間で1日当たり100万バレルを放出すると発表したことで、資源国通貨が軒並み下落する一方、ドルは対主要国通貨で上昇したため、清算値確定後のドル建てNY金は割高感からの売りが入り、上げ幅を縮小している。

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