13日のNY金は上伸、インフレ圧力の高まりを背景に

2022/04/14 8:56:44

 13日のNY金は上伸。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比8.60ドル高の1984.70ドルとなった。
 ロシアのプーチン大統領は12日、ウクライナとの停戦協議が行き詰ったと言及し、合意に達しない限りは侵攻を継続する意思を表明。また、米労働省が13日発表した3月の米卸売物価指数(PPI)は前月比1.4%上昇と、市場予想(1.1%)を上回った。また、前年同月比でも11.2%上昇と過去最大を更新。安全資産としての買いやインフレヘッジとしての買いが入り上伸した。
 14日に欧州中央銀行(ECB)理事会の開催を控え、今回のECB理事会での大きな政策変更は予定されていないが、欧州地域のインフレ圧力が高まる中、年後半までの利上げが予想されており、今回の理事会でECBが金融引き締め姿勢をどこまで打ち出すかが注目されている。

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