25日のNY金は下落、中国の需要減少観測やドル高を受け

2022/04/26 9:05:20

 25日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比38.30ドル安の1896.00ドルとなった。
 中国での新型コロナウイルスの感染対策が強化されたことで、主要なエネルギー輸入・消費国である中国の景気後退への懸念が高まると共に、原油価格が下落。エネルギー価格高騰を背景としたインフレ高進への懸念が後退。中国での金購入の多くは個人投資家が担うため、感染対策が強化され市民の行動が制限される中では金購入の減少が見込まれることなども圧迫材料となり、金は下落した。
 また、来週に控えた米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.5%の大幅利上げに踏み切るとの見方から、対主要国通貨でのドル高が継続。ドル建てNY金は割高感からの売りも入り、2か月ぶりの安値圏に値を沈めた。

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