12日のNY金は下落、対主要国通貨でのドル高を受け

2022/05/13 8:40:37

 12日のNY金は下落。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比29.1ドル高の1824.6ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ高進に対して積極的に金融政策の引き締めや利上げを実施するとの見方から、多国籍通貨との金利差を意識したドル買いが進行。ドル建てNY金は割高感からの売りに押されて下落した。米FRBによる金利上昇が世界の経済成長を鈍化させるとの懸念から安全資産としてドルが選好された。
 イエレン米財務長官は12日、下院金融サービス委員会の公聴会で、米FRBはリセッション(景気後退)を引き起こすことなくインフレを引き下げることができるとの考えを示しているが、米国以外の国への影響については言及していない。また、中国の景気悪化が欧州経済に波及するとの見方からもユーロ売りドル買いが進行した。

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