20日のNY金は堅調、米景気減速懸念を背景に

2022/05/23 8:54:00

 20日のNY金は堅調。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比0.9ドル高の1845.1ドルとなった。
 世界的なインフレの影響による米企業の業績悪化への懸念から米株価や米国債利回りが下落。投資家のリスク回避姿勢が強まると共に、安全資産として金は買われて上伸した。米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締め姿勢が経済成長の足枷になるとの懸念も支援材料。ただ、対ユーロでのドル高が進行したことが、ドル建てNY金の上値を押さえた他、25日に5月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の発表を控えることも市場の調整ムードを強め、ほぼ横ばいの値動きに留まった。

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