26日のNY金は堅調、米金融引き締め観測が後退

2022/05/27 8:56:19

 26日のNY金は堅調。指標限月6月物の清算値(終値)は前日比1.3ドル高の1847.6ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)のタカ派的姿勢が幾分か後退したとの見方から、対ユーロでのドル安が進行。ドル建てNY金は割安感からの買いに支えられ、堅調に推移した。
 米債券市場では、米FRBが政策金利の0.75%の引き上げを実施することを織り込んでいたが、25日に公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は急速な利上げに対する市場の警戒感を強める内容ではなかった。また、26日に発表された第1四半期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比1.5%減となり、4月の速報値(1.4%減)から下方修正されたこともドル安要因となった。

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