31日のNY金は下落、米利回り上昇や対主要国通貨でのドル高を受け

2022/06/01 8:42:41

 31日のNY金は下落。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比8.9ドル安の1848.4ドルとなった。
 欧州連合(EU)統計局が31日発表した5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比8.1%上昇し、再び過去最高を更新。更に同日発表された3月の米ケース・シラー住宅価格指数が前年比21.2%上昇となり、伸びが過去最高を記録したことなどを受け、世界的なインフレ高進への懸念が再度強まると共に、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇し、金利を生まない資産である金は下落。また、対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りも入り下落した。

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