2日のNY金は上伸、原油高やドル安などを受け

2022/06/03 9:12:05

 2日のNY金は上伸。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比22.7ドル高の1871.4ドルとなった。
 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」が2日、増産ペース拡大で合意したが、ロシアの石油生産量の落ち込みを穴埋めするには足りないとの見方から、原油が上伸。米民間雇用サービス会社ADPが2日発表した5月の全米雇用報告は、非農業部門の民間就業者数が前月比12万8000人増と、市場予想の30万人を下回ったことで米国の景気後退懸念が強まったことや、中国上海市が新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を2か月ぶりに解除されるとの報を受け、投資家のリスク選好姿勢が高まると共に、安全資産として買われていた米ドルが下落。ドル建てNY金は割安感からの買いやインフレヘッジとしての買いなども入り上伸した。

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