6日のNY金は下落、米債券利回りの上昇を受け

2022/06/07 8:58:52

 6日のNY金は下落。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比6.5ドル安の1843.7ドルとなった。
 10日発表の米消費者物価指数(CPI)がインフレの高止まりを示すと予想される中、米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇。金利を生まない資産である金にとっては弱材料となった。また、対主要国通貨でのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。6月と7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、米連邦準備制度理事会(FRB)が0.50%の利上げを実施すると予想される中、今週発表予定の米CPIへ市場の注目が向けられている。高いインフレ率が記録されれば、今年下半期も積極的な利上げが実施されるとの予想が強まると考えられている。

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