7日のNY金は上伸、米国債利回りの下落や対ユーロでのドル安を受け

2022/06/08 8:58:18

 7日のNY金は上伸。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比8.4ドル高の1852.1ドルとなった。
 米国のインフレが最悪期を脱したとの見方から、米長期金利の指標となる米10年債利回りが低下。対ユーロでのドル安が進行し、ドル建てNY金は割安感からの買いが入り上伸した。10日に発表を控える5月の米消費者物価指数(CPI)がインフレの高止まりを示す結果になるとの見方や、各国中央銀行が高インフレを抑えるために積極的な金融引き締めを進め、経済成長が圧迫されることへの懸念も根強く、6月9日の欧州中央銀行(ECB)理事会や来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)へと市場の注目が向けられている。

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