10日のNY金は上伸、米FRBの積極利上げへの懸念や米株安を受け

2022/06/13 8:45:30

 10日のNY金は上伸。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比22.7ドル高の1875.5ドルとなった。
 10日に米労働省が発表した5月の米消費者物価指数(CPI)は前年度比8.6%上昇し、市場予想(8.3%上昇)を上回ると共に、1981年12月以来の高い伸びを示したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が積極的に利上げを実施するとの見方が浮上する一方、金利を生まない資産である金は下落した。ただ、売り一巡後は、積極的な金融引き締めが景気を冷やすとの懸念や、インフレ高進懸念が再燃する中、投資家のリスク選好姿勢が後退したことで米株価が急落。インフレヘッジとしての買いや安全資産としての買いが入り金は急反発する荒い値動きとなった。

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