14日のNY金は下落、米FRBの大幅利上げ観測を背景に

2022/06/15 8:43:10

 14日のNY金は下落。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比18.3ドル安の1813.5ドルとなった。
 米連邦準備制度理事会(FRB)が14日、15日両日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げを実施するとの見方から、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落。米労働省が14日発表した5月の米卸売物価指数(PPI)は前月比0.8%上昇し、4月の0.4%上昇から伸びが加速。インフレ圧力が強まれば、米FRBは9月以降の積極利上げを迫られる可能性があるとの見方も、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となった。  市場では先週10日に発表された5月の米消費者物価指数(CPI)が1981年12月以来、40年5カ月ぶりの大幅な上昇率を記録したことから、米FRBは従来予想よりも早いペースでの利上げを実施するとの観測が台頭。米債券市場では、米FRBが0.75%の利上げを実施する可能性を織り込む動きが広がっている。

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