22日のNY金は横ばい、強弱材料が交錯

2022/06/23 9:07:11

 22日のNY金は横ばい。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比0.4ドル安の1838.4ドルとなった。
 パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は22日、上院銀行委員の公聴会で、米FRBがインフレ抑制のために景気後退リスクがあっても全力で行動しているとの姿勢を示した。これを受け、米FRBが今後も積極的な利上げを継続するとの見方が、金利を生まない資産である金にとっては弱材料となる一方、米国の景気後退懸念から安全資産としての買いに支えられ、NY金は小幅下落した。
 また、バイデン米大統領は22日、米国のガソリン価格が過去最高を記録したことを受け、夏の行楽シーズンに当たる9月末までの3カ月間、ガソリンとディーゼル燃料にかかる連邦税を停止するよう議会に要請した。ただ、ガソリン価格を抑えることでインフレを抑制することが目的だが、減税によりガソリン消費が増加すれば逆に需給ひっ迫を招く可能性もあるため、議会が立法措置に応じるかに関しては不透明感が燻っている。

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