1日のNY金は下落、対ユーロでのドル高を受け

2022/07/04 8:44:41

 1日のNY金は下落。指標限月8月物の清算値(終値)は前日比5.8ドル安の1801.5ドルとなった。
 欧州連合(EU)統計局が1日に発表した6月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比8.6%上昇し、市場予想(8.4%)を上回ると共に、過去最高を更新。対ユーロでのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。ただ、米サプライ管理協会(ISM)が同日発表した6月の製造業購買担当者景況指数(PMI)は53.0となり、市場予想の54.9を下回ったことで景気後退懸念が高まったことや、4日の米国が独立記念日の祝日を迎えることなどから売り一巡後は買い戻され、清算値確定後の時間外取引では反発し、1810ドル台まで値を戻した。

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