13日のNY金は上伸、米CPIが約40年ぶりの伸び

2022/07/14 9:07:19

 13日のNY金は上伸。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前週末比10.7ドル高の1735.5ドルとなった。
 米労働省が13日に発表した米消費者物価指数(CPI)は前年同月比9.1%上昇となり、市場予想(8.8%上昇)を上回り、1981年11月(9.6%上昇)以来約40年ぶりの大幅な伸びを示したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の4倍の1%の利上げに踏み切以るとの観測が浮上。ユーロ売りドル買いが進行し、ドルの対ユーロ相場は一時、等価(パリティ)を上回り、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り、中心限月8月限は一時1704.5ドルの安値まで下落した。
 しかし、売り一巡後は、米FRBの積極的な利上げが景気後退(リセッション)を招くとの懸念から米長期金利が下落した他、米CPIの上伸によりインフレ懸念が高まったこと、2002年12月以来、20年ぶりに1ユーロ=1ドルのパリティとなった反動からユーロが買い戻されたことなどから、NY金も反発して取引を終えた。

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