22日のNY金は上伸、世界的な景気減速懸念を背景に

2022/07/25 8:40:19

 22日のNY金は上伸。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比14.0ドル高の1727.4ドルとなった。
 米S&Pグローバルが22日に発表した7月のユーロ圏と米国両国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は共に、景気拡大・縮小の節目となる50を下回り、世界的な景気減速への警戒感から米長期金利が下落する一方、金利を生まない資産である金は見直しの買いが入り上伸。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控える中、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利の1.0%の引き上げを実施するとの観測が後退したことや、対主要国通貨でのドル安が進行したことも、ドル建てNY金が買われる要因となった。

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