26日のNY金は軟調、ロシア産ガスの供給の縮小を背景としたユーロ安ドル高を受け

2022/07/27 8:39:48

 26日のNY金は軟調。中心限月8月物の清算値(終値に相当)は前日比1.4ドル安の1717.7ドルとなった。
 ロシアからの天然ガス供給の縮小を受け、欧州連合(EU)が26日、来年3月まで天然ガス消費を過去5年平均に比べ15%減らすことで合意。欧州経済の減速懸念が高まると共に、対ユーロでのドル高が進行し、ドル建てNY金は割高感からの売りが入り下落した。ただ、国際通貨基金(IMF)が26日に公表した最新の世界経済見通しで、今年と来年の世界経済成長予測を下方修正。インフレの悪化で長期のインフレ期待が定着し金融政策が一段と引き締められる可能性があるとしており、安全資産としての買いやインフレヘッジとしての買いなどに支えられ、下げ幅は限られた。

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