29日のNY金は上伸、米積極利上げ観測を巡る思惑から上下動

2022/08/01 8:52:57

 29日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比12.6ドル高の1781.8ドルとなった。
 米商務省が29日発表した6月の個人消費支出(PCE)価格指数は前月比1.0%、PCE価格指数は1.0%上昇し、2005年9月以来の大きさとなった。また、米労働省が発表した2022年第2四半期(4月−6月期)の雇用コスト指数も市場予想を上回り、インフレの高止まりを反映する内容となったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げに対する警戒感から米長期金利が上昇し、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は一時下落した。しかし、売り一巡後は急速な米利上げへの警戒感が後退し、米長期金利やドルが反落する中で、金は買い戻された。

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