4日のNY金は上伸、米中関係やインフレへの懸念の高まりなどを背景に

2022/08/05 9:02:49

 4日のNY金は上伸。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比30.5ドル高の1806.9ドルとなった。
 ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国の習近平政権は4日、予告通り台湾付近で軍事演習を開始。台湾海峡で過去最大規模の軍事訓練を行い、周辺海域に複数のミサイルを発射。また、ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシアとの戦争終結支援を求めるために中国と協議する機会を模索していると明らかにしており、今後の米中関係の懸念から安全資産として金は買われて上伸した。
 イングランド銀行(英中央銀行)は4日の金融政策委員会(MPC)で0.50%の利上げを決定したが、景気後退(リセッション)のリスクを警告。世界的なインフレ懸念が一段と高まったことや、7月の米雇用統計の発表を5日に控え、雇用関連指標が低調だったことも金の支援要因となった。

関連ニュース(貴金属)

最新ニュース

※ 当社提供の情報について
本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、第一商品は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

※ 本サイトに掲載されている情報の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

ページトップ