11日のNY金は軟調、米FRBによる利上げ観測を背景に

2022/08/12 8:43:05

 11日のNY金は軟調。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比6.5ドル安の1807.2ドルとなった。
 10日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)や11日発表の米卸売物価指数(PPI)の伸び率が共に前月を下回り、米国の物価上昇圧力が弱まりつつあるものの、依然としてインフレが高水準を維持しているため、米連邦準備制度理事会(FRB)が一段の利上げを実施するとの見方から、米長期金利が上昇。金利を生まない資産である金は売られて下落した。
米労働省が10日に発表した7月の米CPIは前年同月比8.5%上昇と6月の9.1%上昇から伸び率が鈍化し、市場予想(8.7%上昇)も下回った。また、米労働省が11日発表した7月の米PPIは同9.8%上昇と6月の11.3%上昇から伸び率が鈍化し、市場予想(10.4%上昇)を下回った。

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