12日のNY金は上昇、米FRBの積極利上げ観測の後退を受け

2022/08/15 8:52:24

 12日のNY金は上昇。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比8.3ドル高の1815.5ドルとなった。
 7月の米消費者物価指数(CPI)と米卸売物価指数(PPI)が共に市場予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が次回9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で0.75%の利上げを実施するとの見通しが後退。米長期金利の指標となる10年債利回りが低下したことが、金利を生まない資産である金の支援材料となった。しかし、一方で米FRB高官らからのタカ派的な発言が相次いでいるため市場の慎重姿勢も強く、買い一巡後は伸び悩む展開となった。

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