15日のNY金は下落、対主要国通貨でのドル高などを受け

2022/08/16 8:48:02

 15日のNY金は下落。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比17.4ドル安の1798.1ドルとなった。
 17日に7月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨の公開を控える中、調整主導の売りが入り金は下落。また、中国の鉱工業生産や小売売上高など、7月の主要経済指標が軒並み予想に反して減速し、世界的な景気後退(リセッション)懸念が意識されたことで、対主要国通貨でのドル高が進行。ドル建てNY金は割高感からの売りにも押され、1トロイオンス=1800ドルの大台を再度割り込む下落となった。
 中国国家統計局が15日発表した7月の小売売上高は、前年同月比2.7%増、鉱工業生産は3.8%増といずれも予想に反して減速。また、中国人民銀行(中央銀行)は15日、中期貸出制度(MLF)1年物の金利を予想外に引き下げた。

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